＜ステキな朝＞

出張のために浜松駅に向かった昨日は、
生憎、朝から大荒れの天気でした。
ビル風も絡んだ雨まじりの突風を、何とかくぐり抜け、
ようやく駅に着いた次第です。
足元も濡れ、髪もバサバサの無残な姿です。



階段を上って行くと、ピアノの音が聞こえます。
自動演奏とは違った音色でした。
一人の男性がピアノに向かっています。
カバンを脇に置いての演奏。
急ぎ足の乗客が思わず足を止め、聞き入っておりました。
終了の静寂の後、拍手がおこりました。
男性は笑顔でお辞儀です。

楽器の街浜松を
特別意識したことはなかったけれど、
こんな日常に出会えるなんて、ステキですね。
我が街浜松も捨てたもんじゃない。
グチャグチャの自分の姿も忘れ、
気分よく電車に乗り込みました。