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2018/08/17
  • 日常

日常のひとこま


<久しぶりの映画でした>

熱帯夜から一転した昨晩の涼しさは、
窓を開けていられないほど。
想定外は、もう慣れっこですけれど、
ここまでとは。
今日は再び冷房の中で、
仕事に励んでおります。
昨日から、ブログも開始。
次のステップに向けて、始動です。
さてあなたの夏休みは、いかがでしたでしょうか。




本当に久しぶりの映画鑑賞でした。
”ファントム・スレッド”
舞台は1950年代のイギリス。
自分の理想の洋服を作ることしか頭にない男と、
その牙城を特異な方法で崩していくモデルの物語です。



多くのお針子たちの姿や
上顧客をアトリエに迎える様子など、
オートクチュールを支える日常が淡々と描かれます。



物語の不可解な男女の駆け引きも気になりますが、
バレンシアガやディオールの伝記から、
物語を膨らませたという豪華な衣装の数々は、
やはり圧巻でした。
その当時の生地だからこそ出来る形やフィット感を意識し、
ヴィンテージ生地やアンティックレースを使用しています。
クラシックと今の要素が、かみ合ったエレガントなドレス。
英国ファッションへの造諮の深さも相まって
アカデミー賞衣装デザイン賞を獲得したのも納得です。



又、音を抑えたピアノや、ストリングスの調べが、
シーンとかみ合って、ミステリアスに響くのも見どころです。

”ファントム・スレッド”言葉の意味は”幻の糸”
お針子たちの過激な労働から生まれた言葉だそうですが、
劇中で、縫いしろにメッセージを入れこむシーンがありました。
服を作るためのエネルギー、精神性、労働力は、その服に入り込み、
そして、着る者に伝わっていく。
まさに見えない糸。”幻の糸で”の意でしょうか。

 
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